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「先輩、お願いしまっす!!」〜売り専の日常 Photo

こんにちは。
すっかり涼しい日々になりましたが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
僕は、以前にも書いた通り、これからの季節は乾燥肌でかゆくなる日々を過ごすことになりそうです。

さて、今回は「イメプレとコスプレ」について書こうと思います。
売り専には、オプションになるかどうかは店によって違いますが、ほとんどの店でコースがあったり、コスチュームを用意していたりします。
そして、イメプレとコスプレ好きなお客さんも結構来ていて、「今日ガテン服好きの綾瀬さんの予約入ったよ」などと言われたりしています。

ホームページに、どんなコスチュームを用意しているかの画像を載せているお店もあります。
最近では、「メイド服」もあったりして、お客さんのイメージもずいぶん変わってきたみたいですね。
いわゆるかわいい男の子に着せて楽しむのでしょうか?マッチョマンに着せて楽しむのかもしれませんね。
ちなみに今回は、僕自身が経験したことを中心に書いていこうと思います。

僕は、どちらかというと「イメプレとコスプレ」は得意な方だと思います。
楽だといってもいいぐらいです。
いくつか理由はありますが、一番は「打ち合わせに時間をかけやすい」ということです。
これは、なるべくプレイそのものの時間を短くしたいというのとはちょっと違っています。
僕は話すだけの仕事や、プレイ前に話すのが苦手なのですが、
役が決まると楽だったり、お客さんの願望を苦痛なく聞けたりします。
コスプレにも若干のイメプレ要素がある(と思っている)ので、コスチュームを着ながら話したりも同じですかね。
また、せっかちだったり、プレイ時間が1分でももったいない、というお客さんにも、
「途中で萎えたりしらけたりしないためにも、もうちょっと設定を決めませんか?」と言えたりします。

ちなみに、タイトルにあるようなセリフなどを言わなければならないのですが、
僕は、なぜか苦にならないし、むしろ楽しんで言うことができます!!
実際の世界では使わないボキャブラリーでも、さらりと言ってみせます!!
自分では使いたくない言葉(づかい)の場合でも、代替案を探すのがうまいと思います。

お客さんの方も慣れていると、わりと細かい設定まで決めたりします。
「最初は敬語でプレイするけど、パンツ脱いだらタメ口でいく」
「足も舐めたいけど、ソックス姿も興奮するので、最後まで片方しか脱がない」
などは序の口で、
「試合に負けたので後輩が先輩にやられてしまう」という設定なら、
得点差まで決めて、その分スクワットをさせたり(フェラチオじゃないところがポイントです)、
セリフにリアリティーをもたせるために、次回の試合日や、他の部員名まで決めたりします。
もちろん!!、ガテン服は本業の友人から借りた本物ですし、ユニフォームは何回も洗濯したり汚したりしてあります。
会話に使う専門用語や、隠語、よくある話なども、勉強するようにしています。

イメプレとコスプレ好きなお客さんというのは、本人がもうかなり興奮していたり、
自分だけの理想の世界にうまく入り込む人も多いので、
最初のころにあった「こんなコスチューム似合うかなぁ…」とか、
「僕のこの体でラグビー部員?」という不安はすぐに解消されました。
細い体の柔道部員や、肌の白いガテン職でも、ちゃんと興奮してもらえます。
僕を指名するのは、「好みのスタッフに好きなキャラクターになって欲しい」お客さんが多いようです。
だから、実際にはやったことのないキャラクターにもなりきれるんでしょうね。
その願望をかなえることができれば、あとは設定とセリフのリアリティーで補えるようです。
以前の店でのことですが、格闘技に詳しいスタッフがいて、「こんな技まで知っているのは君が初めてだ」と言われたと喜んでいました。

また、好きなだけでなく慣れているお客さんだと、気持ちの切り替えがうまい人が多い気がします。
切り替えるポイントは人によって違いますが、そのポイントになればスパッと切り替えるのがうまいのです。
さっきまで「先輩、今度の試合では頑張るっす!!」と言っていた人が、
急に「次回は再来月にしか来られないけど、ごめんな」と言ったりするのです。

あと、細かい設定にすればするほど、セイファーセックスに導きやすいというのも、大いに関係があります。
もちろんお客さんには内緒にすることも多いのですが、射精をどこでするか、などが決めやすかったりします。
また、設定が細かいプレイだと、常連さんになってもらいやすいこともあります。
お互いに慣れてくると、ある程度まで決めて、「あとはいつも通りでいこう」などとなったりします。
「いつも通りで」と書くとマンネリみたいですが、お客さんとの間に信頼関係があるからではないでしょうか?
そしてその信頼関係を築くのは、大変なことだと思います。
もちろん、嬉しいことでもあります!!!!
僕の場合、その信頼関係が、「イメプレとコスプレ」だとどうも築きやすいようです。

日々これだけ研究している僕ですが、
「なぜ特定の職業のみが人気があるのか」→例、ガテン職、消防士、先生など
「なぜ特定のコスチュームばかりが選ばれるのか」→例、ブレザーより詰襟の学ラン、ボックスタイプよりブーメランの水着など
については、いまだに明確な答えや理由がわかりません。
「イメプレとコスプレ」の世界は奥が深いのでしょう。
まだまだ精進の日々が続きそうです。

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職種
売り専です…お客さんも売る側のスタッフも男性の風俗です
自己紹介
大女優とも呼ばれています。気づいたらもうすぐ40歳。なんとか現役にしがみついています。
好きなものは、コーラ!!
皆さまの中には聞いたことがない仕事かもしれません。いろいろ聞いてくださると嬉しいです!!
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デリヘル嬢。
ここでは経験を元にしたフィクションを書いています。
すきな遊びは接客中にお客さんの目を盗んで白目になること。
苦手な仕事は自動回転ドアのホテル(なんか緊張するから)。
goodnight, sweetie http://goodnightsweetie.net/
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元風俗嬢 シングルマザー
風俗の仕事はだいたい10年ぐらいやりました。今は会社員です。
セックスワーカーとセクシュアルマイノリティー女性が
ちらっとでも登場する映画は観るようにしています。
オススメ映画があったらぜひ教えてください。
あたしはレズビアンだと思われてもいいのよ http://d.hatena.ne.jp/maki-ryu/
セックスワーカー自助グループ「SWEETLY」twitter https://twitter.com/SweetlyCafe
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庄司優美花
非本番系風俗中心に、都内で兼業風俗嬢を続けてます。仕事用のお上品な服装とヘアメイクに身を包みながら、こっそりとヘビメタやパンクを聴いてます。気性は荒いです。箱時代、お客とケンカして泣かせたことがあります。