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お悩みQ&A

「働く現場」 にいると、「病気は予防したいけど、どうするの?」 疑問や悩みが出てくるもの。
ベテランお姉さんのラビがお答えするよ!

病気

Question

★足の付け根にグリグリができたら…?
リンパが腫れると、どんな病気の可能性がありますか?

Answer

首や足の付け根にあるリンパ節は、周辺の炎症などが原因で腫れることがあります。
原因の病気によって、腫れの状態は様々ですが、気がつくことが多いのは、1〜2センチの大きさになった時が多いようです。

梅毒が感染した場合、感染の心当たりがあった行為から約3週間後にリンパが腫れることがあります。性器に感染したのであれば、足の付け根のリンパが腫れ、口周辺であれば、喉の近くのリンパが腫れます。この腫れは触ると固く、痛みはありません。両側左右対称にリンパが腫れる場合もあれば、片方のみの場合もあります。この腫れは、1〜2週間で自然になくなりますが、これは梅毒が治ったわけではありません。一度腫れを確認したら、なんともなくなったとしても、お医者さんを受診しましょう。

また、ヘルペスが発症する時にもリンパが腫れることがあります。その他の疾患が原因でも腫れることがあるので、リンパにしこりを発見したら、なるべく早くお医者さんにかかりましょう。お風呂などで、マッサージがてら、リンパを触ってチェックすると、いち早く変化に気がつけます。

Question

★なかなか症状がおさまらない…そんな時は?
薬で治療しているにもかかわらず、膣炎がずっとなおりません。どうしたらよいでしょう?

Answer

自分でかかっているお医者さんの方針や見立てに疑問を感じたら、他のお医者さんに見てもらいたくもなるわよね…。あまりに治らない場合、治療方法を検討した方がいい場合もあります。
信頼していて、他では腕のよいお医者さんでも、性感染症は専門外であったり、経験のない病気であれば、見落としたり、間違えることもあります。
自分が納得出来ないままにしておくよりは、思い切って、他のお医者さんを受診してみるのもありです。
その際、前の病院で、どんな治療を受けていたかをできるだけ詳しく聞いて、先の病院に伝えましょう。
もし、専門家同士でやりとするのが必要なケースは、病院を変わることをお医者さんに伝え、「診療情報」を書いてもらうよう依頼することもできます。

Question

★3Pでの病気予防対策は?
3人以上のプレイをする時、病気予防の点で気をつけることはありますか?

Answer

3Pプレイといえば、気を使う、臨機応変さが必要で、それなりに大変。でも、仕事量は減ってギャラは同じと考えれば、なかなかよいお仕事よね★
ただし、性感染症を予防するためには、気をつけたほうがいいポイントがあります。
3人以上でのプレイでは、お客さんと一緒に仕事をする人、それぞれお互いに、感染機会を減らす必要があります。

・本番→コンドーム着用の上、相手が変わる度にコンドームを付け替える。コンドームは何度も付け替えられるよう、たくさん用意します。男性側は、一回つければ自分ははずさなくてもいい、と思っている場合があるので、できれば事前にそれとなく伝えておくとトラブルを避けられるかも。自分の口から言うのがむつかしい場合、スタッフさんから伝えてもらうのもひとつの方法です。
・3Pでの指入れ、キス、クンニリングス、フェラチオ、などの行為で、お客さんだけではなく、一緒に組む女の子との間でも感染機会がどうしても出てきます。事前に組む女の子と話し合って、上半身を攻める担当、下半身を攻める担当、など、役割分担ができれば、感染機会を減らすことができます。

また、3人より多い、乱交的なプレイであれば、さらにリスクは増します。普段の定期的なSTD検査ももちろん大切ですが、もし、そういったお仕事があった場合は、自分の体になんらかの症状が出ていないか注意して、その月のSTD検査は必ず受けたいわ。

Question

★消毒液入りローションには効果があるの?
ローションにイソジンや消毒液を入れると、性病の予防もできる、とスタッフの人がいいます。これは本当ですか?

Answer

市販のローションに消毒液を混ぜても、残念ながら、性病予防にはほとんど効果はないと考えた方がよさそうです。
ローションに触れただけでは病原体を取り除くことはできず、ローションが触れる以外に病気がうつる可能性もあります。
殺菌成分入りや洗浄力が高いものは、肌や粘膜の防衛機能を弱めて、かえって病原体が入りやすい状態になることもあります。備え付けのローションで、ぴりぴりしたり、肌荒れを起こすようであれば、無理して使い続けるより、自分にあったものを購入するのがおすすめです。

風俗店で使われる殺菌や消毒グッズには様々なものがありますが、これを使っていれば、必ず性病の予防になると断言できるほどの効果は期待できません。
が、うがいや手洗いは、風邪やインフルエンザの予防には効果があるので、病気にかかりにくい状態を維持するのには役立ちます。普段の生活やお仕事中にとりいれれば、広い意味での健康管理にはなるね★

■殺菌効果があるボディソープ、ハンドソープ…お客さんの性器や自分を触る手、自分が舐めるところを洗い流しましょう。自分の体や手に使う時は、使いすぎて、肌や粘膜を痛めないようにします。肌荒れや、洗浄剤を使うのがつらい時は、ぬるま湯で洗い流すだけでも効果があります。

■イソジン…お店にも備え付けてあることが多いイソジンですが、濃すぎたり、日に何度も使いすぎると、かえって粘膜を痛めてしまうことがあります。適度な濃さで使いましょう。また、しっかりとうがいすれば、水やぬるま湯でも病原体を洗い流す効果は十分あります。

Question

★リスクを知って、リスクを最小におさえたい!
生本番のお店で働いています。病気にかからないようできることはありますか?

Answer

コンドーム無しで腟に挿入する行為は、病気に感染する確率は高くなります。
もし、なんらかの事情でコンドーム無しでお仕事する場合でも、病気になる確率を下げる方法はいろいろあります。

・性感染症の検査は月に一度、定期的に受けましょう。
・性器や体調に少しでも不安があったら、すぐに病院にいきましょう。
・風邪をひくなど、体が弱っていたり、腟や口内の粘膜が傷んでいると感じたら、お休みするか、激しいプレイをなるべく避けましょう。
・病気にかかったら、完治するまで、しっかり休みましょう。
・お客さんの指や性器の洗浄は特に念入りに。
・お客さんの性器や様子から、性感染症や風邪にかかっているかも?と感じたら、感染するようなプレイはなるべく軽くすませましょう。
・可能ならば、働く期限や目標金額を決めておく。

生サービスを選択したことで自分を責めない、罪悪感で自分を追い込まないことがとても重要です。病気になったら治す、の原則に従って、自分の決めた条件の中で、やれることをやっていきましょう。

Question

★カンジダ発症は体の状態をあらわす!?
最近カンジダになることが多くなりました。考えられる原因は?

Answer

カンジダは、腟を健康に保つ菌のバランスがくずれ、腟内にもともといるカンジダ菌が増える病気です。性器がかゆくなったり、おりものが増えるなどの症状がでます。詳しくは、STDデータベース「性器カンジダ症」へ!
性行為の相手からうつることもありますが、行為がなくても、疲れた時や、性器を酷使した時に発症します。また、風邪など他の病気で抗生剤を服用した時にも、お薬の効果でよい菌が減り、カンジダになることがあります。
治療は、腟剤で増えすぎたカンジダを押さえ、腟内の状態を通常に戻していきます。常在菌であるカンジダをすべてなくすことはできません。

治療しても何度もカンジダを繰り返す場合、
・疲れやストレス、他の病気が原因で体の抵抗力が落ちている
・生理周期による腟内の環境の変化
などが考えられます。

まずは、体調が回復するまでしっかり休んだり、どんな時に再発するかをチェックしてみましょう。
あまりに繰り返す場合、お医者さんに相談して治療方法を変えたり、他の病気が隠れていないか検査をすることをおすすめします。
カンジダにかかっていても、お仕事はできますが、腟の粘膜が弱っているので、痛みを感じたり、他の病気に感染しやすい状態です。できることなら、お仕事や性交はお休みするか、なるべく腟をいためないよう工夫してプレイしてみて★

Question

★生理がこない…。妊娠?病気?
生理が予定通りにこなかったり、きても量が少ないことが続いています。何か病気の可能性はありますか?

Answer

今まで生理が順調だったのに、急にこなくなったり、出血量が少ない場合は、妊娠の可能性が考えられます。
妊娠検査薬で調べるか、お医者さんで妊娠かどうかを判定してもらいましょう。

また、妊娠以外での生理不順の原因として、生理のサイクルをつかさどるホルモンがうまく調節できていないことも考えられます。
ホルモンの分泌はデリケートで、ストレスやダイエット、不規則な生活や環境の変化でも、変調が出てきてしまうことがあります。
ホルモンを出す命令をする甲状腺や卵巣の病気のサインや、向精神薬や他のお薬の副作用の可能性も。
多少のズレや一時的なものであれば、それほど心配することはありませんが、数ヶ月以上生理の不調が続くようであれば、病院にいって検査を受けましょう。

生理周期の変調を感じたら、可能ならば、基礎体温を記録してみましょう。病院での不調の原因の診断に役立つよ★

Question

★細菌性腟症は相手にうつる?うつらない?
おりものの臭いが気になって病院にいったら、細菌性腟症と診断されました。治るまでお仕事は休んだほうがいいのでしょうか?

Answer

腟内の健康は、腟内にいる善玉菌が悪玉菌を押さえることで保たれています。
細菌性腟症は、もともと体にいる大腸菌、ブドウ球菌、連鎖球菌などが増えて腟内に炎症が起こり、症状が出てくる病気です。
疲れや風邪などの病気で体の抵抗力が弱った時や、腟が痛んだ時に起こります。
おりものが臭う、量がふえる、かゆみが出るなどの症状があったら、お医者さんにいきましょう。
詳しくはSTDデータベース細菌性腟症をチェックしてみてね。

細菌性腟症の治療は、抗生剤を使います。
出勤しても、相手に移す心配はありませんが、腟を痛めるような激しい指入れ、挿入は控えたほうが、治療も早く終わります。
なかなか治らないようであれば、通常の状態に戻るまでしっかりお休みをとることをオススメします。

Question

★風疹も性病も皆で予防!が大事!
風疹にかかったらどうしたらいいの?

Answer

風疹の集団予防接種を受け、すでに抗体を持った人もいますが、その制度が整う前の年代の人や、なんらかの事情で摂取できなかった人は、風疹にかかる可能性が出てきます。まれに、一度かかって、二度目の風疹にかかることもあります。

風疹にかかると、赤い発疹、発熱、リンパの腫れなどの症状が出ます。内科を受診して診断を受けましょう。

気をつけたいのは、妊娠している場合。妊娠初期に風疹にかかると、赤ちゃんに障害が出る可能性が出てきます。妊娠の可能性があって、風疹にかかったようであれば、すぐに内科に行き、アドバイスを受けましょう。

また、妊娠している人が身近にいる場合は、極力うつらないように、接触をさけましょう。妊婦さんが集まる婦人科などへの診察も避けたほうがよいでしょう。

予防接種を受けた記憶がなくて、風疹にかかったことがないのなら、この機会に接種を受けることをおすすめします。
これ以後、妊娠する可能性がある人は、予防接種を受けて、風疹予防対策をしておこう!

Question

★2013年4月現在、風疹が東京都内を中心に大流行しています。20〜40代の男性を中心に、前年の40倍...
風疹が流行っているとききました。予防ワクチンは受けたほうがいいの?どこで受けられるの?

Answer

2013年4月現在、風疹が東京都内を中心に大流行しています。20〜40代の男性を中心に、前年の40倍以上の人が感染しています。

風疹は、3日はしか、とも呼ばれていて、発症するとはしかに似た赤いぽつぽつが全身に出るのが特徴です。潜伏期は2〜3週間で、発疹のほか、発熱、リンパの腫れなどの症状が出ます。妊娠中にかかると、胎児に障害が起こる可能性があります。

一度かかったり、予防接種を受けて抗体ができると、一生かからない、といわれますが、まれに、2度感染する例もあります。一度かかったことがあっても、油断はできません。風俗の接客でもうつる可能性があります。

感染の仕方は、飛沫感染。感染した人の唾液に含まれたウィルスが、くしゃみや咳でうつります。風俗の接客でもかかる可能性が十分あるので、ワクチン接種を受けて、風疹を予防しよう!
予防接種の費用は3000〜5000円。この流行で、予防接種に補助を出している区もあるので、まずは最寄りの保健センターに問い合わせて、補助の有無、どこで接種を受けられるかを問い合わせみて。

特に、妊娠する可能性があったり、妊婦さんが身近にいる場合は、ワクチンを受けることを強くオススメします!
ただし!妊娠していると予防接種は受けられないので注意!!


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