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お悩みQ&A

「働く現場」 にいると、「病気は予防したいけど、どうするの?」 疑問や悩みが出てくるもの。
ベテランお姉さんのラビがお答えするよ!

病気

Question

★ヘルスで働いてたらこの病気の検査を定期的に!
フェラチオでうつる病気はなんですか?

Answer

フェラチオでうつる病気はいくつかあります。
代表的な病気を、感染の仕方で分けると…。

 先ばしり液や精液を介してうつるもの
→クラミジア、淋病
先走り液や精液に病原体が含まれていることがあります。クラミジアや淋病は、膣や喉の粘膜に感染して炎症を起こします。

病気が発症している箇所からうつるもの
→梅毒
梅毒の初期症状として、感染したところ(性器、口、肛門、手指など)の皮ふや粘膜に、しこり(軟骨の硬さ程度、小豆から人差し指の先位までの大きさ)ができます。おちんちんにこのできものができていた場合、フェラチオすることで口内にうつることがあります。

 性病のことをあまり知らない人が「フェラチオでは性病はうつらない」などと言うことがあるかも知れませんが、これは間違い。

フェラチオと口内発射がサービス内容に入っているなら、病気にかかってすぐに気がつけるよう、「クラミジア」「ノドのクラミジア」「淋病」「ノドの淋病」「梅毒」の定期検査を月に一度のペースで受けておくのをオススメするよ!

 

Question

★病気のリスクの低い職種ってあるの?
なるべく病気にならないように働きたいと思います。そんな職種はありますか?

Answer

職種やお店選びの条件は、「稼ぎたい額」「サービスの向き不向き」「働ける時間」など様々。自分の条件をすり合わせて、求人誌の働きたい候補のお店のページをじっと見たり…。

「病気にならない」を絶対最優先の条件にするなら、「エステ」「M性感」「オナクラ(お客さんのオナニーを鑑賞する)」「SMクラブの女王様」など、自分が触られない職種やハンドサービスのみなど、ソフトな行為の職種をおすすめするよ。ただし、求人募集に「舐めない/脱がない/触らせない」などのキャッチコピーが書いてあっても、それは女の子を集めるための釣り文句で、実は普通のヘルスだった、ということも多いのが現状…。ただし、これらのお店でも、例えば「精液」などが傷口のある手に触れれば、病気の可能性も出てくるので注意!
どんな行為がどのくらいのリスクがあるかは、こちらのページのプレイ別ヒント集を参考にしてね★

ヘルスやソープで働く場合は、上記のお店のように病気にかかる可能性がとても低い、というわけにはいかないけれど、より健康に働くためにできることはいろいろあります。

・定期的にSTD検査を受けて、いちはやく症状が出にくい病気に気づく。
・自分の体の変化に注意して、病気の症状に気がついたら、早めに治療する。
・プレイ中、できるだけ、病原体がいるところ(先ばしり液、精液、尿道などの粘膜)と、自分の粘膜(膣内、尿道、喉)が接触しないよう、気をつける。
・体調が悪い時には、抵抗力が落ちていて病気にかかりやすいので、お休みする。
・リスクが高い行為があった時は、いつも以上に検査をちゃんと受ける。
・どれだけ稼ぎたいかと出勤数や頑張り度を考え、計画する。お仕事を辞める予定があるのなら、いつにするかも考える。

どんな職種を選ぶにしても、自分でどうしたら健康に稼げるかはしっかり考えるべきところ。完璧にするのは無理でも、工夫&実践していこう★

Question

★ケジラミは陰毛だけとは限らない…?
ケジラミが髪の毛にもうつる、という噂をききました。ケジラミには何度もかかっているので、うつらないか心配です。

Answer

パイパンにしない限り、これといった予防策もないケジラミ、お仕事してたら、かかることは多いですよね…。

詳しくは、STDデータベースのケジラミ症を見てね。

ケジラミは、主に陰毛を好んで生息しますが、まれに、頭髪や、脇毛、眉毛、睫毛などにうつることもあります。

そう神経質になる必要はないけれど、ケジラミになったとき、寝具などを介して毛髪にうつることもあるので、少し気をつけておこう。

万が一頭髪にうつった場合は、スミスリンシャンプー(薬局で購入できる)で治療できます。

また、ケジラミになった時には、他の病気にかかっている可能性が高い、というデータもあります。

ケジラミにかかったら、「クラミジア」「淋病」「梅毒」「HIV/エイズ」などの他の病気の検査もしっかり受けておこう!

 

Question

★性病科?婦人科?病院選びがわからない…
性病にかかったかも知れません。どんな病院にいったらいいの?

Answer

特に、はじめて病気になったかも?って時は不安…。
性器の不調は、婦人科や産婦人科、性病科で見てもらえます。(婦人科で、不妊治療を専門にしているところもあります。事前にチェック!)何か不安なことがあったら、事前に電話などで問い合わせしておくのもいいね。ノドのクラミジア、ノドの淋病もあわせて検査したい場合は、対応しているかの確認もしておこう。パートナーと治療する場合は、性病科へ。 

風俗街には、風俗の女の子がよく使っている御用達病院があることも。同僚の女の子やお店の人にきいて、評判がよければいってみよう。
とてもおかしなことだけれど、中には、風俗で働いていることをよくないものとしてみるお医者さんもいます。無理してそんなところに通う必要は無いので、他のお医者さんを探していこう!

Question

★病気になったら悩んじゃう、常連さんとの感染
クラミジアにかかりました。治療したのですが、常連のお客さんに移っていないか心配です。どうしたらいいですか?

Answer

これ、ほんと悩ましい問題…。
もちろん、お客さんに病気がうつっていて、また自分にかかってしまうのは避けたいから、お客さんにお伝えするのが一番いいんだけれど…。

まず、お客さんに自分が病気にかかったっていうのがハードル高いよね!そして、その後、お客さんにも検査にいってくださいって、お願いするのも大変だよね!もしかしたら、そのお客さんが来なくなってしまう可能性だってあるし。

でも、できる限り、相手に検査を受けてもらえるよう頑張ってみて!やっぱり、自分のカラダがとても大切だから。どうしてもお客さんにいえないようであれば、検査をいつも以上にしっかり受けるなどして、ちゃんと対策しよう★

そして、そんな告白をする人数を減らすには、検査をした日と、お客さん来店メモが役立ちます。今までやってなかった人も、メモの習慣をつけると後々の自分の負担を減らすことにつながります。

そもそもこんな問題が起きるのは、今の風俗でのサービスが、クラミジアなどの病気がとてもうつりやすいサービスがごく普通に行われているから。例えば、生のフェラチオや、クンニリングス、お店によっては生本番、生アナルも…。

本当は、売る側、買う側、そしてお店側の、みんなのSTD(性感染症)の知識があがって、病気がうつらないようなサービスだけで成り立つことが理想なんだよね。風俗産業でも、業界として健康管理が行われればいいんだけど…。大変だけど、現状はひとりひとりが自分の健康をチェックしていくのが大切だよ。自分の体と心のケア、そして定期的な病気の検査をやっていこう!

Question

★かゆみの原因には様々な原因が…?
薬局で、性器がかゆい時に使う軟膏がありました。軽いかゆみにはこれで対処したらいい?

Answer

性器周辺のかゆみには、いくつかの原因が考えられます。

・カンジダ菌によるもの。おりものが白いモロモロになるのが特徴。お医者さんから処方される膣剤と塗り薬で治療します。
・クラミジア、淋菌による炎症からのかゆみ。お医者さんから処方される抗生剤で治療します。
・毛ジラミのため。よく見ると肉眼でも見つけることができますが、パンツに黒いポツポツ(毛ジラミのフン)がつくこともあります。薬局で買えるスミスリンパウダー、スミスリンシャンプーで駆除します。
・その他、雑菌やかぶれによるかゆみ。

薬局で売っているデリケートゾーンのための軟膏は、かゆみを止めるのには効果がありますが、カンジダやクラミジアの根本治療はできません。
症状が改善しなかったり、定期検査にしばらくいっていない場合は、お医者さんへいって診察してもらうと安心です。

 

Question

★触れる前、舐める前に確認したい★
おちんちんにポツポツがあったり、できものがあるお客さんがいます。これって病気ですか?

Answer

あるある(笑)。病気かな?って迷う色も形も様々なデキモノが。
病気かどうかの判断は素人ではなかなかできません。これは病気かも?と判断つきかねる時は、なるべく舐めない、粘膜にふれないようプレイしましょう。じくじくしていたり、血が出ていて、これはあきらかに病気、と思う時は、プレイ中断の決断も必要な場合もあります。以下、こんな可能性がある、というおおまかな例をあげていくよ!

■病気でないもの

・カリ首の周りに白〜肌色のポツポツが列を作ってたくさんある。たいていの場合は、フォアダイスと呼ばれる脂肪の固まりで、病気ではありません。ただし、尖圭コンジローマのこともまれにあります。

・サオの途中がまるく盛り上がっている、リング上に盛り上がっている規則的にならんでいるのは、シリコンなどを埋め込んだ整形です。不安な場合は、「これ入れたんだ♥」などとやんわりきいてみましょう。


■病気の可能性があるもの

・カリ首や亀頭、サオ、肛門に、白、肌色、ピンクのデキモノがたくさんできている。カリフラワーや鶏のトサカのような形状のことも。尖圭コンジローマの可能性があります。尖圭コンジローマとフォアダイスは、専門家でも誤診するようなまぎらわしいものもあります。これはフォアダイスじゃないかも、と少しでもあやしかったら、さわらないようにするのが賢明です。

・亀頭、サオ、肛門まわりなどに、小豆大から人差し指の先ほどの大きさのしこり。色は肌色から赤いものまで。梅毒の初期症状の可能性があります。痛みやかゆみもないため、目につきにくいところに出来ていると、本人が気がついていない場合があります。

・亀頭やサオに、痛みのある水ぶくれ、またはそれがつぶれている性器ヘルペスの可能性があります。ヘルペスは強い痛みを伴うことが多いので、風俗にくる人は少ないことが考えられますが、ヘルペスの再発では、痛みがないことも。あやしいな、と思うものには触れないようにしましょう。

Question

★「病気=不潔」説ってホント?
不潔にしていると性病にかかるの?

Answer

STD(性感染症)は、不潔にしているだけで、かかったりすることはありません。

でも、不潔な状態でプレイをすることにより、雑菌で炎症を起こしたり、病原体が洗い流されず残っていた場合は、病気にかかるリスクは高くなります。が、清潔にしているからといって、病気にかかる可能性がないわけではありません。「清潔さ」だけで病気を予防することはできず、それと同時にコンドームをしたり、病原体にふれないプレイをすることが大切です。(お客さんの中には「俺は清潔にしているから病気じゃない」とおっしゃる方がいますが、これは間違い★)

お店やコースによって、お客さんがシャワーを浴びる前からプレイに入る場合がありますが、これは、あくまでお客さんが事前に清潔にしていることが前提のサービス。あまりにそのマナーに違反している方に対しては、シャワーを浴びてもらうことをオススメします。また、真性包茎やカントン包茎のお客さんで、肝心の場所が洗えない場合、コンドームをつけてプレイしましょう

もちろん、プライベートや、普段のお仕事では、やっぱりきれいに洗った上でプレイしたい★
ただし! 清潔にすることはもちろん大事だけれど、日になんどもシャワーを浴びるこの仕事、自分の性器をいつもボディーソープや石鹸で洗っていたら、肌荒れがおきたり、もともと膣にそなわっている自浄作用まで弱くなってしまいます。自分のからだの状態と相談して、洗浄剤の使いすぎに気をつけよう。ぬるま湯で丁寧に流すだけでも病原体は洗い流せるよ!

体の抵抗力が落ちたり、洗わずに汚れがたまった時に、身体にもともといるカンジダ菌や雑菌が増えて、炎症をおこすこと(性器カンジダ症細菌性膣症外陰炎など)はあるけど、性「感染」はしていないので、性感染症とは違う区分になります。詳しくは、病名一覧をチェックしてね★

 

Question

★病気はしっかり治ったのを確認!
病気を治療したら、どのくらいでお仕事復帰できるの?

Answer

どんなに気をつけていても、病気にかかることはある…。

かかっちゃったら、覚悟を決めて、もう治療に専念!そこで気になるのは、いつからまた出勤できるかってこと。病気の種類や症状の加減によって、治る日数は違ってきますが、大切なのは、完治したかどうか、お医者さんに確認して、性行為をしてもいいか確認すること。

風俗で多いとされる病気、クラミジア淋病の治療薬には、1日だけ飲むものと、1週間続けて飲む薬があります。どちらの場合も再検査をうけて、完治したことを確認します。特に淋病は、今までお医者さんが使ってきた主なお薬が効かない菌の場合もあるので、完治確認のための受診と再検査はとても重要です。


1週間続けて薬を飲まなければならない場合、忘れずに飲むのってかなり大変。また、症状が収まったからといって、お薬を飲むのをやめたりすると、実は病気が治ってない、なんてことも!?
もし、飲み忘れた場合は、お医者さんに相談して、完治をめざそう!

Question

★病気のお客さんは見分けられる?
病気にかかっているおちんちんや、お客さんが病気かどうかがわかる方法はあるの?

Answer

お客さんの中には、自分が性病だと気がつかずに風俗に遊びにくる人も…。プレイに入る前のお客さんのおちんちんのチェックはやっておきたい! でも、なんともないからといって、相手がSTD(性感染症)にかかっていない、とは断定はできないんだよね。性病というと、何か激しい症状が思い浮かぶけど、実際には、クラミジアなどかかっていても症状がわかりにくい病気や、淋病など人によって症状の出方が違うものなど様々な病気があります。比較的わかりやすい梅毒の初期症状のデキモノでも、尿道の中や肛門の中にできていたら、本人でもなかなか気づけないよ。

お客さんのカラダをしっかり観察して、あやしいな?と思ったら、いつも以上に注意! 直接口で舐めない、さわった手で自分の性器をさわらない、目をこすったりしないってことに気をつけて、セーファー度をマックスにあげよう。これは病気に違いない、と思ったら、プレイを断るのもありだよ。

【プレイに入る前のチェック】
・お客さんの服を脱がせたら、ペニスや肛門周辺をチェック。シャワー中でもいいですが、できればお湯で流す前に、ペニスを愛撫しつつ、ぎゅっと絞って尿道からウミが出ないか、あやしいデキモノがないか確かめます。チェックしてますよーという態度で雰囲気を壊さないよう、プレイの流れの中でさりげなくね★
★尿道から白いウミが出る→淋病にかかっている可能性があります。
★ペニスや肛門の皮ふや粘膜に、軟骨の硬さ程度、小豆から人差し指の先位までの大きさのしこりがある→梅毒にかかっている可能性があります。
★その他、病気かどうか判別できないデキモノがあったら、なるべくふれないようにプレイ!

【症状があまりでない/わかりにくい病気って何がある?】
クラミジア→男性でもほとんど症状がでないといわれています。また、ノドに感染している場合はほとんどの場合が無症状です。
淋病→尿道が痛みペニスを絞ると白いウミが出るといわれる淋病ですが、中にはあまり症状がでない人もいます。クラミジアと同じくノドに感染している場合はほとんど無症状です。
尖圭コンジローマ→イボが典型的な症状ですが、尿道内や肛門内にできていたら気がつけません。専門家でも区別がつきにくく、病気ではないフォアダイスとよく似た形状の場合もあります。
HIV/エイズ→HIVに感染していても、エイズ発症前であれば、症状はほとんどありません。
B型肝炎→感染しても、発症しない人が半数以上といわれています。B型肝炎ウィルスを持っているかどうかは検査しないとわかりません。
※もっと詳しく知りたい人は、病名をクリック!


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