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みんなどうしているの? ~売り専の日常~ |
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こんにちは、綾瀬麗次です。
かなり暖かいというか暑い日が続きますが、皆さん体調はいかがですか?
僕はよくちょっとだけ体調を崩す日があるので、気をつけます。
さて、今回は昔からずっと気になっていることを書こうと思います。
最初に断っておきますが、ずっとということは今もなので、結論はないです、すいません。
ウチの店に限らず、売り専の多くは「待機室待機」です。
僕はひとつの店に長く勤める方だし、友だちを作りたいので、待機中にしゃべっていることも多いです。
どうでもいいことや、テレビ番組について話すこともありますが、やっぱり仕事のことが多くなりますね。
情報交換の場でもあるんでしょうね。
もちろん、みんな、なんでも話すわけではないです。
話したくないこと、嫌なこと、などはなんとなくお互い聞かないような感じがあります。
そのため、お互いの具体的な仕事ぶりについて、案外?ほとんど知らないのです。
ライバルだから教えたくない!!という人もいるでしょうし。
シャワーの浴び方やタイミング、いつ服を脱ぐか着るか、話す方がいいのか無言のほうがいいのか、
などいろいろ知りたいこともありますが、長く勤めているとなんとなく自分のやり方が決まってきました。
問題のあるお客さんの情報交換はわりとしている方だし、ほとんどのことはだんだん聞かなくてもよくなりました。
ほとんど、ですけど。
最初の頃から今までずっと聞きたいことのひとつはこれです。
「みんな、どのタイミングで『痛い!!』って言ってるんだろう?」です。
売り専での「ホンバン」とは、「アナルへのペニスの挿入(するされる)」です。
ただ、アナルだけではなく、お客さんの多くは、スタッフを愛撫しようとしてくれます。
それらの時に、「痛い!!」と思うことが多いのですが、言うかどうかよく迷います。
このままいくと、身体に傷や内出血ができるかもしれない、
なにより、辛い、
のですが、言うかどうかよく迷います。
「いままで痛いって言われたことないけどなぁ…」
「ホンマに?ホンマは気持ちいいんやろ?」
「もうちょっと我慢したら気持ちよくなるから」
とか言われると、迷ってしまうのです。
「みんな我慢してるんじゃないの?」とは思うものの、
ただでさえ不景気なのに、これでもう指名されなくなったらどうしよう、
お客さんが逆上したらどうしよう、キャンセルされたらどうしよう、
などといろいろ考えてしますからです(ちなみに我慢していて気持ちよかったことはないと断言できます!!)。
コンドームなしで挿入してくるとか、
出血してしまったとか、
店での禁止行為ならば、迷わず言えるし、言わなくても断ることができます。
でも、「禁止行為じゃないけど、辛いこと」の場合、迷ってしまうのです。
おそらく、ギリギリまで我慢してしまう方だと思います。
だから、聞いてみたいんです、「みんな、どのタイミングで『痛い!!』って言ってるの?」って。
それは、お互いの身を守るためにならないのかな?
じゃあ、なぜ同僚に聞くほうでも迷ってしまうかというと、「辛いこと」だからなのです。
そのときも辛かったのに、ここで聞いてもう一度辛くさせてしまったら…、
今度はこちらで迷ってしまうのです。
結論はないですが、最後なのでまとめないといけないですね。
このことが聞けるようになると、僕の中では「信頼できる仲間」と思えるような気がします。
ほとんどの人は卒業組ですが、今でも仲良くしてもらっています。
一人で悩んでいたら、もっと堂々巡りでもっと早く卒業していたかもしれないですね。
みんな、ありがとう。
おかげで細々と続けていけてます。
みなさんも、もし一人で悩んでいたらいつかお会いしたときに話せるといいですね。
もちろん、話したいことだけで、ね。