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まだまだあるセックスワーク〜売り専の日常番外編 Photo

こんにちは。
雨の日も、夏も(売り専の多くはなぜか夏が忙しいのです)、年末が近づいても、変わらない日々です。
この冬は、風邪をひかないように気をつけたいと思います。

さて、今回は『売り専』以外のセックスワークをご紹介したいと思います。
男性が働く、男性のお客さん向けのセックスワークは、「売り専」だけではありません。


まずは、アダルトビデオから

みなさんは、男性どうしがからむアダルトビデオを見たことがありますか?
これも、出演者はゲイもいればヘテロセクシャルもいたりと、さまざまです。
男性どうしではないものとほとんど変わらないと思いますけど、ね。
あえて特徴をあげるとすると、「インタビュー」ですかね。
からむ場面の前に、出演者が「年齢、身長、体重、普段のセックス、今日の意気込み」などを話すのです。
何度も出ている人の場合だと、「今までの撮影の感想」を聞かれたりしていて、ちょっと面白いですよ。
「(撮影に)慣れていないイケメンの素の部分を楽しみたい」というところなんですかね。

メーカーによって、出演者の雰囲気やからみ方などに違いがかなりあります。
ノンケ(ヘテロセクシュアル)ばかり出ていたり、太った人ばかり出ていたり、
ジャニーズ系ばかり出ていたり、毎回イメージプレイのような演技ものや、
ハードなSMものや、まるでデートをしているようなもの、などなど。
最近は、ノンケが女性とからむところを女性の視点から撮ったものもあり(けっこう人気のようです)、
本当にさまざまで、おもしろいです。

さて、僕が出たのは、高校生の頃です。
高校2年生の時に売り専を始めたのですが、だんだんと嫌になってきてしまい、
「なにか新しいセックスワークをしたい!!」ということで、アダルトビデオ出演を決めました。
面接の時は、その内容よりも、「撮影前日は、オナニーせんといてな(しないでください)」と
言われたのが印象的でした。
どうやら、射精時によく飛ぶように、ということらしいです。

撮影の日は、試験の日だった(昼で終わる)ので、よく覚えています。
場所は、とあるラブホテルの一室でした。
「なかなか撮影に貸してくれるところが少なくて困っている」という監督の言葉は印象的でした。
確かに、そのころのアダルトビデオでは、同じシーツ、同じ枕の部屋が多かったです。

そのインタビューの場面も、からみの場面も、特に緊張はなかったです。
監督はカメラマンも兼任(つまり出演者以外は監督だけしかいない)なのですが、
とにかくほめ上手なのです。
今考えると、それが技術の一環(勃起待ちなどに時間がかかる)だったのでしょうが、
嫌な気分になることはほとんどなかったです。
相手役の人もとても優しくて、休憩時や撮影後に「寒くない?」と聞いてくれたり、
エアコンやシャワーの温度に細かく気を配ってくれていました。
カメラワークの変更や、勃起待ちなど、撮影にはとかく時間がかかるのですが、
撮影自体は楽しかったです。
相手役の人とももう少し仲良くなりたかったのですが、別々に帰らされました。
ちょっとさみしかったです。


そして、ストリップへ

男性どうしのストリップは、現在はいろいろとあるようですね。
ただ、当時は「ゲイ用のポルノ映画館で上映の間に1日2回のショータイム」がほとんどだったと思います。
そのポルノ映画館自体は知っていたので、興味があって応募してみたのです。
上に書いたビデオ出演から半年後ぐらいのことなのですが、
撮られることのおもしろさが、見られることのおもしろさへつながっていったような気もします。

アダルトビデオは見たことがあったけれど、ストリップは見たことがなかったので、
興味津々でワクワクしていたのをよく覚えています。
練習はたった1日しかなく、時間が限られているので、みんなけっこう真剣でした。
「振りの覚えが早くて正確やなぁ」とほめられたのは嬉しかったです。

おもな内容は、ソロの踊り、出演者同士のからみ、エロいインタビューなど。全部で1時間ぐらいです。
お客さんとからむことはありません。
また、けっこう台本はきっちりしていて、インタビューのパートも、
アドリブではなく、アドリブに聞こえるように計算された台本がありました。

ソロのパートに出た回があったのですが、「人形のように動く」のがとても難しく、
何回もやり直したのを昨日のように思い出します。
1時間のうちはほとんど出ずっぱりなので、着替えも大変でしたね。

「とにかく脱げばいいんでしょ!!」とか、
「なんか適当にエロっぽい感じでやればいいんでしょ!!」などのイメージでしたが、
自由な振りパート以外は振りはきっちり決まっていたし、脱ぎ方は特に厳しく教えられました。
正確には、「脱がな方」とでもいうんでしょうか?
ここまでは脱いでいいけどここからはダメだよ、とか、
今日は視察の人が来るかもしれないので、(いつもと違って)この衣装で踊ってね、とか。
ちなみに衣装はビキニの下着や、ふんどし、オーガンジの布などが多かったです。
そういえば、当時は一人でふんどしを締めることができていました。
SMっぽいパートもあったのですが、ろうそくの使い方や、亀甲縛りなど、
その後役に立つ技術もたくさん習得できて、よかったです。

当時は体がかなり柔らかく、ろうそくを両手に持って立った状態からブリッジの体勢になり、
また立った状態に戻る、なんてちょっと無茶なこともしていて、
めったにほめないスタッフにほめられたのは非常にうれしかったです。
お客さんも「あれはすごいなぁ」という人がいたり。

そういえば、共演者にもかなり恵まれていたと思います。
お客さんにストーカーされたことがあったのですが、
そのことを相談すると、すごく親身になってくれて、その人の家にみんなで泊まることにしてくれました。
常に誰かが一緒にいるようにしてくれたのです。
また、みんなでご飯を作ったり、カラオケに行ったり、反省会をしたりなど、
合宿のような楽しい感じだったのをよく覚えています。
その後、友人が別の時に出演したのですが、そういうことになるのはむしろ珍しく、
改めて考えても、恵まれていたのかもしれません。
ちなみに、○○年後にその時の出演者で同窓会もしましたよ。

定期的に仕事がないのが難点なので出演し続けることはしませんでしたが、
今までやったセックスワークの中では、もっとも僕に向いていたと思います。
どうやら僕は、「見られる」ことと、「ほめられる」ことが好きなようで、
それが合っているのかもしれませんね。
「求められている喜び」というのかな。もちろん、共演者に恵まれていたのも理由のひとつではあります。

もちろん他にも、男性が働く、男性のお客さん向けのセックスワークはあるのですが、
今回は自分がやったことのあるふたつを取り上げてみました。
少しは、わかってもらえたら嬉しいです。
機会があったら、他のセックスワークのことも書きますね。

では、またお会いしましょう。

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職種
売り専です…お客さんも売る側のスタッフも男性の風俗です
自己紹介
大女優とも呼ばれています。気づいたらもうすぐ40歳。なんとか現役にしがみついています。
好きなものは、コーラ!!
皆さまの中には聞いたことがない仕事かもしれません。いろいろ聞いてくださると嬉しいです!!
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デリヘル嬢。
ここでは経験を元にしたフィクションを書いています。
すきな遊びは接客中にお客さんの目を盗んで白目になること。
苦手な仕事は自動回転ドアのホテル(なんか緊張するから)。
goodnight, sweetie http://goodnightsweetie.net/
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元風俗嬢 シングルマザー
風俗の仕事はだいたい10年ぐらいやりました。今は会社員です。
セックスワーカーとセクシュアルマイノリティー女性が
ちらっとでも登場する映画は観るようにしています。
オススメ映画があったらぜひ教えてください。
あたしはレズビアンだと思われてもいいのよ http://d.hatena.ne.jp/maki-ryu/
セックスワーカー自助グループ「SWEETLY」twitter https://twitter.com/SweetlyCafe
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庄司優美花
非本番系風俗中心に、都内で兼業風俗嬢を続けてます。仕事用のお上品な服装とヘアメイクに身を包みながら、こっそりとヘビメタやパンクを聴いてます。気性は荒いです。箱時代、お客とケンカして泣かせたことがあります。