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「パンツのこだわりありますか?」〜売り専の日常 |
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こんにちは。
2月の景気はいかがでしたでしょうか? こちらはあいかわらずさっぱりな日々でした。
さて、今回はパンツのことを書こうと思います。パンツは下着の方です。
昔からパンツと言っているので、パンツと書かせてください(実はパンツ収集家なのです)。
最近は、はいていないものが多すぎるので、買うのを控えています。
売り専では、ほとんどの場合服を脱いで仕事をします。
実際には全部脱いでしまうのですが、一気に脱ぐわけではないので、パンツを見せる時間が存在します。
そして、そのパンツが重要な時が多いのです。
どうも、お客さんには「こんなパンツをはいていてほしい」という願望がある人が多いのです。
僕の感覚では2000年ごろからなのですが、世の中に「ボクサーパンツ」というものが急に出てきた時期がありました。
最初のころは、「体にぴったりフィットするトランクス」という感じのものでした。
あっという間に広まって、今ではパンツ売り場のかなりの面積がボクサーパンツですよね。
そして、ボクサーパンツの広まり方と重なるように、スタッフのパンツにこだわるお客さんが増えてきた気がします。
スタッフの中にもこだわりを持つ人も増えてきたので、これはゲイ全体に言えるかもしれません。
最近では、パンツ会社のホームページも充実していますよね。
イケメンや体を鍛えているモデルさんが多数出ていて、「これはゲイ向けだろうか?」というページも多いですよ。
個人的には、「服はともかく、パンツはいいものをはいていたい」と思う方なので、お客さんの願望はよく分かります。
シャワーを浴びる時は当然パンツまで脱ぐのですが、その前にパンツ姿をじっくり見せたり、
浴びた後にもう一度はいたり、
パンツをはいたままでフェラチオというか舐めてもらったりなど、
そういうふうな仕事が多いからかもしれません。
自分がパンツにこだわりがあるからそういうふうな仕事のやり方になっているのかも。
ちなみに、「今はいているパンツを(売って)欲しい」というお客さんが少なからずいるのですが、皆さんのお店ではどうですか?
売り専では想定内のようで、お店によってはオプションであったりします。
そういえば、最後までパンツをはいたままということもありました。
もっこりをじっくり見られたあと、今度はじっくりとなでられました。
そしてパンツの脇から手を入れてくるのですが、生地がのびのびになってしまうので、あれはやめてほしいです。
「今日はこれをはいてほしい」と持ってきてもらえるなら頑張ります!!
でも、そのパンツによるかも…
最近は、生地や縫製でそのもっこり部分を強調したものもけっこう出ていますね。
ホームページのスタッフ画像も、たいていの場合下着姿が多いので、はいているスタッフも多いようです。
ある意味、パンツカタログ化しているのかもしれません。
と、ここまでは「ボクサーパンツ」を想定して書いていますが、そこは「男らしさ」が重要な売り専ですから、
お客さんの希望のパンツはボクサーパンツだけとは限らないのです。
「トランクスをはいてほしい」、「六尺(ふんどしのことです)がいい」などの希望もあります。
以前にも書いた「男らしさ」や「ノンケ(ヘテロ)っぽさ」と関係があるようです。
パンツにこだわりがあると、ゲイっぽいということなのでしょうか?
でも、確かに、ヘテロセクシュアルのスタッフには、トランクス率が高いようです。
なので、ウチの店には、「ヘテロがはくようなトランクス」も常備してあります。
それも、わざわざ100円ショップで買うというこだわりようです。
ちなみに、パンツにこだわりがあるお客さんの多くが、「ふだんもこんなのはいているの?」と聞いてきます。
もちろん、「はい!!」と答えますよ
そのお客さんのイメージの中では、僕はいつもそういうパンツをはいているかと思うとちょっとおもしろいです。
パンツの話は他人に聞きにくい場合も多いでしょうが、僕は大歓迎です!!
何時間でも語れますので、聞きたい方は遠慮なくどうぞ。
ただし、セックスワーカー(現/元問わず)に限ります!!