Worker's Live!! 風俗嬢(わたし)が描くお仕事とからだ - Girls Health Lab
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| 「新春のお願いは」 |  |
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皆さま、明けましておめでとうございます。ご無事に新年を迎えられたでしょうか。
なんだか通常モードじゃない感じ、常連じゃないお客が増える落ち着かなさ、街中に漂う焦燥感、身も心もクタクタになっているのが年末年始の風俗嬢じゃないでしょうか。お正月出勤する嬢なら尚更のこと。胸や局部でモゴモゴ動くお客の脳天に肘や踵を落としたくなるほど心が荒れるのもこの時期です。
お正月休みのうちに気力体力をチャージして、また仕事を続けなきゃいけないわけですが、これがなかなか難しい。仕事がイヤだから？そうじゃなくて。メンタルが病む？とりあえずそれも置いておいて。風俗嬢の場合、一般的な仕事（風水業界では「昼職」といいますが）よりも「あ、これ休まなきゃダメだ」のハードルは低いのです。
逆にいうと「ちゃんと仕事できる状態」のハードルが高いのです。
体のことが原因で仕事を休まなくちゃいけない理由は2つに分けられます。
1. 風俗嬢だろうがなんだろうが、休まなくちゃいけない体調不良。―――風邪で熱があるとか、インフルエンザとか、ひどい下痢とか骨折とか。どんな仕事でも普通に休むでしょうし、周囲の人の理解も得やすい。
2. 風俗嬢だから休まなくてはいけない体調不良。―――性病や、体調不良とは少し違いますが、生理もここに入るかもしれません。このジャンルの体調不良は婦人科的ものから皮膚科外科的なものまで色々です。皮膚炎や結膜炎でお化粧が出来ない、コンタクトレンズが入れられないこともあれば、怪我やアザが原因で「男心をそそる」服装や靴が身につけられないことも。
家族から風邪を貰ったとか、単なる不摂生とか不注意とか、仕事とは関係ない理由で体調を崩すこともあります。でも！でも！嬢の「あーこれヤバイ！」は仕事やお客が原因なことが多いんですよ......。
第一の原因は薄着による冷え。仕事中の嬢は薄着です。業種にもよるでしょうけれど、やたらと着替える（というか服の脱ぎ着）ことが多いのが風俗業です。店舗型ならともかく、派遣型の場合「お客様にお会いして恥ずかしくない/お客が喜ぶ」服や下着で出勤しなければなりません。こっそり腹巻を着用して出勤したとしても、お会いする前に外しますしね。これが寒い。タイツやブーツでの出勤不可、薄手ストッキングとパンプス必須なんて店だと、脚も腰も冷えまくります。そんな真冬に「あ、ノーパンオプションで」なんて注文が入ると殺意しか湧きません。「ねえコーフンする？ヌレちゃう？」バカも休み休みお願いしますよ風邪ひきそうだし今はとりあえず腹が痛いよ――とは言えませんから恥ずかしそうに「ヤダー」と答えるしかないわけですが。それが仕事とはいえ辛い。
第二の原因は接客中。大抵の男性は女性より暑がりです。室温の好みもお客に合わせ――接客業だから仕方ないわけですが――濡れた身体のまま、洗い場でサービス。これで風邪を引かないわけがない。それはまあ仕事のうちとも言えるんですが、洗い場でサービスしてる間に体をくねらせて触ってきたり、湯船の中で女性の足首を引っぱったりするのは止めて欲しい。ヘタしたら転ぶし溺れるし、そうでなくても関節を傷める原因になるのです。万が一お客がお風呂で転んだ場合、女性の力では助けられないのですから本当に危険です（都内のラブホ街で救急車を見かけることがありますが、ラブホから担架で運ばれるのは相当恥ずかしいはずですよ！）。
救急車騒ぎは大ごとにしろ、接客後にガクっと膝や腰が痛くなったり青アザに気づいたことがある風俗嬢は多いのではないでしょうか。男性の力でギュっと握られると乳房やお尻にアザができるんです。悪気はなかった、つい魅力的すぎて...興奮しすぎて...そんなこと仰っても謝罪にも慰めになりません。場合によっては、アザの場所によっては、出勤できなくなるんですから。だって、お客はあなただけじゃない。
「首から上、洗えない場所は舐めたり触ったりしないでくれると嬉しいな☆」というのにもちゃんとした理由があります（私を含め、何より生理的にイヤという嬢も多いでしょうが）。
うんと正直にいうと（以下太字で）
「チ◎コに触った手で髪や顔を触るな！」
「洗えないところに唾液が残るのは不潔！」
洗える場所ならいいんです。でも洗えない場所は困る。しかも後で臭くなるし......。
汚い手（「お客の手」だからじゃなくて「股間を触った手」だから）で顔、特に半分から上、その中でも瞼付近を触らないで欲しい。顔周りの髪も同じです。ものもらいや結膜炎やの原因になるし、そうなったらお化粧もできないしコンタクトレンズも入れられないし、治るまで出勤できない。
私たちには「次の予約」「次回出勤」があるのです。
レンタカーに傷をつけてしまった場合、｢NOC (ノンオペレーションチャージ)｣が課せられることがあります。だいたい2万円から5万円といったところでしょうか。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝ノン・オペレーション・チャージについて＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
万一当社の責任によらない事故・盗難・故障・汚損等が発生し、車両の修理・清掃等が必要となった場合、その期間中の営業補償の一部として下記金額をその損傷等の程度や修理等の所要時間にかかわりなく申し受けます。（ニッポンレンタカー利用案内より引用）
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基本的に、風俗嬢に対しての休業補償はありません。休んだら収入はない。病院に払う金額を考えたら大幅にマイナスです。お店からの信用もジワジワかガクンかわかりませんが、減る一方。だからこそ、私たちは身を守りたいのです。
「そんなこと考えてたらつまんなくない？」
「そんなこと考えてたら気持ちよくなれないよ？」
そんなことはないです。そもそも自分が楽しみたいわけでも、気持ちよくなりたいわけでもないです。お互い安全に衛生的に（つまりはセーファーに）楽しげにプレイをしたいだけ。
風俗嬢の仕事は「たとえ初対面の相手だろうと、楽しそうに気持ちよさそうに性行為をご一緒する」ことです。病気を移されるのではないか、家族や職場にバラされるのではないか、コワい人が出てくるのではないか、諸々の心配をせずに、好みの相手と好みのプレイをして楽しんでいただくのが。ストレスや性欲の解消でも、人肌恋しさでも、誰にも言えない打ち明け話でも、ちょっとした変態プレイでも、可能な範囲でなら喜んでお受けします。
だからこそ、決められた料金とルールの中で楽しんで欲しい。
一緒にいる時間を楽しいものにするためにも、安全面や衛生面で心配させないで欲しいのです。
本年が、嬢の皆さまにとってよき1年になりますよう心からお祈りいたします。
まだまだ寒いこの時期、安全に健康的に元気に頑張れますように！
- 職種
売り専です…お客さんも売る側のスタッフも男性の風俗です
自己紹介
大女優とも呼ばれています。気づいたらもうすぐ40歳。なんとか現役にしがみついています。
好きなものは、コーラ!!
皆さまの中には聞いたことがない仕事かもしれません。いろいろ聞いてくださると嬉しいです!!
- デリヘル嬢。
ここでは経験を元にしたフィクションを書いています。
すきな遊びは接客中にお客さんの目を盗んで白目になること。
苦手な仕事は自動回転ドアのホテル（なんか緊張するから）。
goodnight, sweetie http://goodnightsweetie.net/
- 元風俗嬢 シングルマザー
風俗の仕事はだいたい10年ぐらいやりました。今は会社員です。
セックスワーカーとセクシュアルマイノリティー女性が
ちらっとでも登場する映画は観るようにしています。
オススメ映画があったらぜひ教えてください。
あたしはレズビアンだと思われてもいいのよ http://d.hatena.ne.jp/maki-ryu/
セックスワーカー自助グループ「SWEETLY」twitter https://twitter.com/SweetlyCafe
- 非本番系風俗中心に、都内で兼業風俗嬢を続けてます。仕事用のお上品な服装とヘアメイクに身を包みながら、こっそりとヘビメタやパンクを聴いてます。気性は荒いです。箱時代、お客とケンカして泣かせたことがあります。
